ある図書館の片隅に-司書のつぶやき

某所図書館のカウンター&書庫で地下活動中の管理人のブログ。

ブログの移転について!

はてなブログの更新をストップし、bloggerにお引越しすることにいたしました。

 

新しいブログはこちらです:いなだの図書ログ (https://inada-library.blogspot.com/)

Twitterいなだ@図書館 (@corner_of_lib) | Twitter

Youtube図書館司書・いなだ - YouTube)はそのままです。

 

引き続き、よろしくお願いします!!

公務員試験 人物試験(面接)対策!

Blogはこちらに移転しました。その内容をここにも掲載しますm(__)m

inada-library.blogspot.com

 

動画をアップロードしました。

今回は、人物試験(面接)対策です。

いなだ流・面接対策術をまとめました!

 

などのポイントを解説します!!

 

公務員(司書) 人物試験対策!

 

ご意見はTwitterのDMへ ⇒ https://twitter.com/corner_of_lib 質問箱 ⇒ https://peing.net/ja/corner_of_lib

 

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参考文献: 人物試験におけるコンピテンシーと「構造化」の導入 (人物試験技法研究会) https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2394690/www.jinji.go.jp/saiyo/jhoukoku.pdf

 

情報収集の方法

業界全体

文部科学省 図書館の振興 https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/tosho/index.htm

・文部科学白書 https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/monbu.htm 

・カレントアウェアネス・ポータル https://current.ndl.go.jp/

日本図書館協会 https://www.jla.or.jp/default.aspx

全国図書館大会(近年の発表には、図書館界の課題が取り上げられている) http://www.jla.or.jp/tabid/400/Default.aspx

大学系

・国公私立大学図書館協力委員会 https://julib.jp/

・国立大学図書館協会 https://www.janul.jp/ja

公立大学協会図書館協議会 http://www.japul.org/

私立大学図書館協会 https://www.jaspul.org/

 

職員の団体(一例)

・図書館問題研究会 http://tomonken.sakura.ne.jp/tomonken/

大学図書館研究会 https://www.daitoken.com/

学校図書館問題研究会 http://gakutoken.net/

「エホバの証人の発展要因(著者:山口 瑞穂さん)から考えること

日本におけるエホバの証人の発展要因―1970年代半ばから1990年代半ばまで―
(著)山口 瑞穂

https://doi.org/10.20594/religionandsociety.25.0_65

 

この論文を興味深く読みました。

あまり外では話せないのですが、実は親が信者で、私はいわゆる2世にあたります(私は信仰してませんが)

 

母は、もともとはお寺や仏教が強い田舎出身。かなり封建的な社会の中で、居場所を求めたのも一つあるんだと思います。

私が物事ついた頃には、母は「エホバの証人」のひとになっていました。

 

週2ほど教会に通い、勉強会にも参加する熱心な母に連れられ、私も一時期(小学生の頃)通ってました。

お尻を叩かれるとか、教会に通うとか、「兄弟姉妹」と仲良くなるとか、王国会館という施設に行くとか。およそ平均的な2世が過ごしたような世界にしばらくはいました。

 

ただ、「エホバのことをあまり言わないように」とか、「お父さんには内緒ね」というような「秘密主義」に、子供ながらに疑問を抱いていたのも事実。

 

それを破って父に話したところ、離婚寸前の大騒動になったことは、今でも若干のトラウマです。

さらに、その後の私の宗教観(できるだけ宗教の話題は避ける)に大きな影響を与えたのは間違いありません。

 

まあ、母は末端の末端だったからか、自分の身をなげうってお金を注ぎ込むとか、奉仕活動をするとか、そんなことはなかったからまだ良かったんですが。

 

この論文では、いかに集団としての活動を広げてきたかに着眼しています。

エホバの証人がなければ、もっと平和な小学生の頃を送っていたのかも、とも思います。

が、一方でその要素があったからこそ、今の自分が形作られているという複雑な思いに駆られます。

 

 

じっくり読み砕いて、どうやって母が取り込まれていったかもしれないのか、ちょっと振り返る材料になりました。

 

同時に、母と落ち着いて思い出話くらいに出来る日が来たら良いなって思いました。

私的・図書館関連のホットな話題

仕事をしていると自然と耳に入ってくるさまざまな情報を、少しでもお届けできれば。

インターネット時代、流れ去っていく情報をとどめておくためにも。

 

著作権法改正

令和3年通常国会 著作権法改正について | 文化庁

図書館関係者の中でざわついたのは、これでしょう。現場として、今後の動向を注視したいところ。(現時点では未施行ということにも注意かな)

 

新型コロナウイルス関連の情報(日本図書館協会

新型コロナウィルス感染症への図書館の対応事例

なかでも、「図書館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」は注目。例年図書館協会への会費を払ってはいるものの、請求が届くと「今年はどうしようか」と思う(そしてちょっと悩む)私ですが、業界人で薄く広く支える団体だからこそ、意見集約に一役買っているんだな~~とおもいました。

 

○国立大学図書館協会ビジョン

国立大学図書館協会ビジョン2025 | 国立大学図書館協会

ビジョン2020の後継。ビジョン2020を受け継ぎつつ、今後どう活動していくかの指針ですが、ビジョンを業務に落とし込んでいくのは現場の頑張りなので、都度振り返りながらやっていきたいもの。

 

○CiNii Research サービス開始

CiNii Research

 

CiNii - お知らせ - CiNii Researchの本公開について - サポート - 学術コンテンツサービス - 国立情報学研究所

 CiNii Articlesと比べ、研究データや研究プロジェクト情報も含めた、横断的な検索ができるとのこと。まだあまり使ったことはないですが、気になっています。

 

電子図書館

コロナ禍で急増の電子図書館 究極のサブスクになり得るか?|NHK

サブスクという表現はちょっといただけない気もしますが(w)

コロナで電子化が進み、その波は図書館へも。

学校や大学みたいな、ある組織内に閉じたサービス範囲とは違って、すべての住民を対象にしうる公共図書館では、導入に至るまでに多くの壁があるのかもと想像する。

 

 

○公務員非正規職員の実態

非正規公務員 年収200万円未満 約半数 現場で働く人などが調査 | 働き方改革 | NHKニュース

取り上げられている情報源はこちらと思われます⇒公務非正規女性全国ネットワーク(通称:はむねっと)

特に図書館業界では、非常勤職員の割合が高い。その上に、それが年々増えつつあるという状況です。言い換えれば、退職・配置換えなどで常勤職員の数が減っても、それを補わない状況にあるということです。記事では現場の悲痛な声が聞こえてきます。業務の専門性が真に認められ、待遇に反映されるようになることを、切に願います。

 

また思い出したら、続きを書こうかなあと思います。今日はこのあたりで。

R2年度国立大学法人図書系採用試験の雑感

動画を作ろう作ろうと思って数か月、なかなか手を出せないために、とりあえずブログに着手しました。

撮影して編集して、音をつけて…と、Youtubeを趣味にしている人はそれだけで動画制作の専門職になれると思う。本当にすごいです。

 

さて、3月になり、世間は就活が解禁されました。

ということは司書受験クラスタにはお待ちかね、国立大学法人の図書系専門試験の昨年の問題が開示されました。

ちらっと問題みましたが、やはり専門試験を受けるためにそれなりの勉強しておかなきゃ、焦るくらいの難易度です。

あと図書館学というよりも大学図書館に関する比重が年々上がっているような気もします。

 

(R2年度図書系2次試験)

No.1 欧米の図書館史

No.2 学術情報基盤実態調査に関する記述

No.3 国立国会図書館国立情報学研究所科学技術振興機構について,それぞれの機関が実施する事業を選ぶ

No.4 【英文】ALA「図書館の原則」

No.5 NCR2018に関する記述

No.6 分類を答える問題(Twitterで解いてみました)

No.7 学術雑誌と電子ジャーナルについて

No.8 機関リポジトリに関する現況

No.9 【英文】Natureの研究データ管理

No.10 データベースに関する知識問題

No.11 障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律

No.12 【英文】IFLAのブックレット

No.13 図書館の評価

No.14 インパクトファクター

No.15 情報技術に関する知識

No.16 【英文】サリ・フェルドマン氏の講演

 

研究データ、リポジトリ、障害者差別解消法、インパクトファクターなど、特に大学図書館の時事的なことが中心にいろいろと取り上げられているのが分かります。

正直、1次試験の勉強するだけでもキツいのに、そのあとにこの濃ゆい2次試験を1か月で勉強しようとするのは結構厳しい気がします。教養・専門ともに試験は前々から準備しておくにこしたことはないですね(マジで)

大学法人の試験は、生涯学習概論が出ない(?)かわりに、試験内容は一般的な図書館学とは一線を画しているように思います。

 

(専門試験の範囲:図書館学概論,図書館資料論,資料組織論,資料利用論,図書館管理論及び情報管理論)

2021年(令和3年)度関東甲信越地区国立大学法人等職員採用事務系(図書)第二次試験要項 | 東京大学附属図書館

 

 

No.1 図書館史はなかなか古めのことを扱っていて、焦る。私なら一番最後に解くことにして次へ進みます。

 

No.2 わりと問われがちな実態調査、仕事として回答業務が回ってくることがあります

 

No.3 仕事を知っていれば解けるし知らなければ解けないけど、大学図書館員としてはこれくらい知っておいてほしいということなんでしょうね…

 

No.4 英文読解問題。国立大学法人の試験は英語問題が毎年一定数出るので、結構レベルが高いです

 

No.5 NCR2018年版。最近の図書館学の教科書って載ってるのかな?(ネットで情報は手に入るから、調べればわかることではあるけれど…)

 

No.6 Twitterでも反響が大きかった問題。実務じゃきっと3次区分じゃ足りないけど…知識問題か。

 

No.7・No.8 学術雑誌と電子ジャーナル、機関リポジトリ図書館情報学のなかでこの分野は特に時事的で、(資料と利用者を相手にするような)普通の司書課程では詳しく触れきれないところかもしれない(あくまで主観です)

 

No.9 英語。読めれば解けなくもない…これくらいの英語は読めて入職してほしいということか…

 

No.10 こういう図書館情報学っぽい問題をみると安心する←

 

No.11 国立大学法人は実質国の機関と同様の合理的配慮を求められる事情からか、ここ数年(平成28,29,R1)頻出。

 

No.12 独特の穴埋め問題、結構難か…?

 

No.13 あらためて問われるとわからなくなりそう。PDCAであってる???????(だめだわからん)

 

No.14 でた、IF。

 

No.15 情報技術については毎年のように出ている。

 

No.16 英文読解問題。

 

 

感想:やっぱり勉強してないとムズい! なんとなくふわっとした用語の理解をしているだけでは結構キツい。

 

 

試験シーズンが近づいてきていますね。

司書を目指す方への有益な情報、ちょこちょこ書いていきます。それではこの辺で!

あけましておめでとうございます

遅くなってしまいましたが、明けましておめでとうございます。いなだです。

 

今年はもう少し更新頻度を上げていきたいです。よろしくお願いいたします。

 

2020年はコロナ禍で、なかなか出張がない珍しい年でした。

正確に言うと、出張の案内は来ていたのですが、どれも軒並み中止になったり、あるいはオンライン開催になったりと、大幅にオンラインへシフトした1年と言えるでしょうね。

 

実際、研修や会議によっては、「今までなんで会ってやってたんだろうね」というものもありました。しかし、顔を合わせてのグループワークができないと、「やっぱり会ってやらないとだめだよね」というものもあり。

今後は、「講義はオンラインで・演習はオフラインで」という流れが加速するかも?しれません。

移動の手間がなく、交通費を節約して資料費に充てられるぜ!! …という見方もできますが、館外のことをもっと知りたいというのもサガです。

 

動画のほうは、1本目を上げてから続きが作れていないのですが、1月中には完成させたい…つもり。

そんなわけで、今年ものんびりやっていきます! よろしくお願いいたします。

国立国会図書館の納本制度について説明せよ。

ブログ更新が滞ってしまいました…年末処理でバタバタです。

今年はコロナ禍でいろいろとイレギュラーでしたが、それでも定例業務はいつも通り動いているので、なんとなく差し迫ってきている感覚は変わりません(汗)

図書館を利用されるときは、手指消毒とこまめな手洗いをお願いします!

 

さて、久しぶりの論述対策、今回は国立国会図書館

公共図書館でも大学図書館でも、やはり切っても切れない関係にあるのが国立国会図書館です。納本制度で網羅的な資料収集をしている…ということは知っていても、論述で出るとちょっと焦ってしまうかも。ということで、過去のメモ書きからこの問題をチョイスしました。

 

 

国立国会図書館が行っている「納本制度」の概要と意義について説明せよ。解答には次の言葉を使用すること。【官庁出版物、民間出版物、代償金】

 

<解答>

 まず、納本制度の概要について説明する。納本制度は、図書等の出版物をその国の責任ある公的機関に納入することを発行者等に義務づける制度のことである。日本では国立国会図書館法により定められており、国内で発行されたすべての出版物を国立国会図書館に納入することが義務付けられている。国・地方公共団体・法人などの機関が発行した官庁出版物は複数部数、官庁出版物以外の民間出版物は1部の納入が義務付けられている。民間出版物の発行者には対価として代償金が支払われている。

 次に、納本制度の意義について述べる。納本制度は、日本国民および日本国内のあらゆる活動や業績の記録を収集・保存・蓄積すると同時に、広く海外の活動や記録もあつめ、これらの資料を国内のあらゆる人が利用できるようにするために必要な制度である。官庁出版物は、国政の審議や資料の国際交換に用いられる。また、民間出版物は国民共有の財産として、利用に供し、長く後世に伝えるために用いられる。

 

 

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国立国会図書館の動向は、よく試験で問われます。覚えておきましょう!

 

(更新…がんばっていきます)