読み聞かせの時に気を付けること。
つづいて、またまた近畿大学司書課程の問題について。
仕事として児童サービスはやったことがないのですが、折にふれて見返すといい復習になります。
「読み聞かせ」について説明したうえで、行うべき配慮について詳しく述べよ。
読み聞かせは本を子どもに読んであげる行為を言い、主として文字の読めない子供に対して、代わりに声に出して本や文字を読んであげることである。集団を対象として読み聞かせを行う場合には、次のことに配慮する必要がある。すなわち、
- 絵が遠くからでも見やすいか
- 絵でストーリーを追うことができるか
- 情報が多すぎないか
- 絵と文字がともになって物語を作っているか
- 起承転結があり、ハッピーエンドで終わるものが好ましい、
- 読み上げたときに、言葉の響きがよく、言葉づかいに独自性があると良い、
- 文章が、読むにあたってよどみなく読め、特徴的なリズムがあるものが適している、
といった点である。
本を決めたら、あらかじめ読み込んでおいて言葉遣いや用語、文章に違和感がないか確認する。1対1での読み聞かせの場合は、乳児はいすに座らせて向かい合う。幼児はひざに乗せて読んであげる。大勢の子どもの前で読むときは、絵本を見やすく持ち、子どもたちの様子と表情を見ながら、はじめはゆっくり読む。こうすることで、子どもが絵本の世界に入りやすくなる。はっきりとした、よく届く声で読むことに気をつける必要がある。
(これが正答とは限りませんので、あしからず。試験対策しているかたは頑張ってください!)