それで結局、司書になるにはどうすればいいのか(資格取得編)
司書になるためのステップ
司書になるには、以下のステップを踏む必要があります。
(1)司書資格を取得する
(2)採用試験を受験する
(3)筆記試験・人物試験を突破し、試験に合格する
(4)任用(採用)される
なんだそんなこと、と思われるかもしれませんが、順を追って説明していきます。
(1)司書資格を取得する
文部科学省のホームページをご覧いただけると、最新情報が掲載されています。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/gakugei/shisyo/index.htm
(A)司書の資格をとれる大学を目指し、進学する
結構多くの方がこのルートです。
文学部で取れるイメージが強いかもしれませんね。
大学に入って、必要な単位が取得できれば、司書資格を取得できます。めでたし、めでたし。
「司書資格が取れない大学」に通っている方は、下記に方法にて資格を取ることができます。
(A´)通信教育部に通って資格を取る
大学在学中でも、卒業してからでも、通信教育部に通って資格を取ることができます。
ちなみに、私は、この方法で資格を取得しました。
大学卒業後、民間企業に勤めながら某マグロで有名な大学の通信で資格を取って、司書に転職しました。
ですから、今大学に通っている方や卒業後に司書になりたいと思っている方。大丈夫です。
(B)司書講習に通う
毎年7月〜9月にかけて、全国の数か所で実施される専門講習です。
この講習で全単位を取得すると、資格を取ることができます。
自動車教習所で言う、「合宿免許」みたいなものです。 WAO!
この講習、私の友人(現在、学校司書)が参加したんですが、「マジでつらかった」と言っていました。
なにしろ、全国数か所ですから、希望が殺到して抽選になります。
その友人、一度落ちて1年先延ばしになったそうです(めっちゃ落ち込んでいた)
また、都市部の大学が多いことから、地方の出身の場合、自宅から通える可能性は限りなく低いのです。
多くの方は、マンスリーマンションを借りたりホテル住まいだったり、親戚の家に泊めてもらったりなど、何らかの方法で生活の拠点(寝床)を確保する必要があります。
学費とは別に、宿泊費もかなりの痛手になります。
そのうえ、カンヅメで朝から晩まで講義講義講義……
さらに、必修科目を1つでも落とすと、資格が取れないなんて場合も。
結構、単位を落としかけて危ない橋を渡る人も多いそうです。 (あくまで個人の所見です)
司書講習は、比較的時間の融通が利く大学生・大学院生に特にオススメな方法といえると思います。